ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月22日(火)W杯決勝トーナメント

W杯トップ4チーム準決勝(セミファイナル)へ練習再開
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会22日、4強のすべてのチームが練習を再開し、セミファイナルに向けて準備を開始した。

イングランド-ニュージーランドが26日、ウェールズ-南アフリカが27日、
ともに神奈川県横浜市・日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で開催される。

準々決勝で日本を26-3で下した南アフリカは、22日に都内で記者会見を行ない、
日本のトップリーグ・クボタに所属するNO8のドウェイン・フェルミューレンは
「日本戦は、相手の攻撃に苦しんだが、退場者が生じて(シンビン:10分間の一時的退場)14人となった時間帯も守れ切れたのは自信となった。ウェールズ戦もわずかなチャンスを得点につなげたい」と語った。

▼ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月22日(火)W杯決勝トーナメント【目次】

  1. 日本が負けた準々決勝南アフリカの防御は素晴らしかった
  2. イングランド26日準決勝ニュージーランド戦
  3. ラグビーW杯チケット払い戻し詳細発表
  4. もう一つのラグビーW杯車いすラグビー ワールドチャレンジ2019
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日本が負けた準々決勝南アフリカの防御は素晴らしかった
出典元:https://www.bbc.com/japanese/50113830

日本が負けた準々決勝南アフリカの防御は素晴らしかった

決定力がある日本の両WTB福岡堅樹選手と松島幸太朗選手にボールを与えない戦略。
バックスの防御ラインが日本選手を外から内へ追い込み、WTBへのパスコースをふさいだ。

運動量が欠かせないプレイだが、真っ先に疲れ切ったのは日本。
南アフリカが意欲的に準備してきた証拠。

前回のW杯イングランド大会で日本に負けてしまったのが、
今回のスキのなさにつながっていたのです。

準決勝は、北半球対南半球といった2試合。
3連覇にチャレンジするニュージーランド(NZ)はイングランドとの試合。

ニュージーランドが強いといった声をよく耳にするけれど、個人の能力は抜群であるが、
1次リーグでは日本の高温多湿に苦しめられてハンドリングミスが目立っていました。

アイルランドとの準々決勝は断トツでしたが、相手は世界屈指の司令塔
SOジョナサン・セクストンが本調子でありませんでした、割り引いて考えてみる。

けれども、負けたなら終了になってしまう
決勝トーナメントの戦い方は十分に把握しているニュージーランド。

これから、どのように調子を引き上げるかに注目。
イングランドは、エディー・ジョーンズ監督のマネジメント力が際立つ。

中13日といった試合間隔の長さに対しての不安を吹き飛ばし、
準々決勝でオーストラリアを一蹴り。

この間、コンディションを引き上げることを考慮して一日かけて、徹底的に走り込んだ日も。
負傷を恐れ、ふつう大会中はできかねること。

戦略の引き出しも十分ある。
イングランドが優勢と分析する。

ウェールズ-南アフリカ戦。ウェールズはミスの少ない試合巧者。
タックルの精度が高くて、控え選手もチームとしてはどのように戦うのかが理解できています。

南アフリカも防御が堅く、似ているもの同士の対戦。お互いにノートライと考えられる。
そうなってしまうとPGの成功不成功が勝敗を分ける。

世界的キッカーのSOハンドレ・ポラードを擁する南アフリカが有利か。

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イングランド26日準決勝ニュージーランド戦

エディー・ジョーンズ監督は22日、覇者ニュージーランド代表「オールブラックス」と準決勝へ向かって「この試合のことを考えて2年半前から準備をやってきた」と闘志をみなぎらせる。

日本においても人気のたかい相手に「日本人にとってのセカンドチーム」とアピール。

これまで以上にプレッシャーがかかるのは、ニュージーランドであると指摘し
「私たちが勝つとは誰もが思い描いていません。失う物はない」といつも通りをアピール。

ニュージーランド、スティーブ・ハンセン監督日本代表を称賛

名将スティーブ・ハンセン監督が22日、
史上初めての8強でW杯日本大会を終了した日本代表を称賛。

日本全国の皆さんは残らず出し尽くした彼らをリスペクトしています。日本のラグビーにおいてすごく歓迎すべき出来事が」と話した。

練習では26日の準決勝イングランド戦に向け、
激しい風雨の中、ダッシュなどにて体を温かくした。

LOのスコット・バレット
「攻撃を遅らせてくるイングランドに自分たちのスピードでプレー出来るようにしたい」
と意気込みを話した。

南アフリカ日本戦途中交代チェスリン・コルビ姿見せず

登録されている31人選手中30人で22日、練習を再開し、軽めのメニューで体を動かした。

1次リーグのイタリア戦で足首を痛め、日本に勝利した準々決勝も
途中交代した俊足WTBチェスリン・コルビは姿を見せず。

チームスタッフの話によると、ジムで別メニュー調節を行なったと話す、
練習前に会見したプラウドフット・コーチは
「この位置まで来た4チームはことごとく疲労困憊している。状況はどこにしても同じものだ」
と発言した。

ウェールズ 守りの要離脱

太ももを損傷させて離脱したFW第3列ジョシュ・ナヴィディに代わり
WTBレーンの追加を発表。

ジョシュ・ナヴィディは準々決勝のフランス戦で前半27分に途中交代。

都内で記者会見を行なったエドワーズ・コーチは、タックル成功率93%と
防御面での貢献度が高かった選手を抜きにして望む準決勝以降に
「チームでもっとも防御が期待される選手の一人であった」と戦力ダウンに混迷。

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ラグビーW杯チケット払い戻し詳細発表

台風19号で試合会場に来られなかった人が対象
ラグビーW杯2019日本大会組織委員会は、12、13日に執り行われた。

1次リーグ4試合で、台風19号が影響を及ぼして試合会場に来られなかった場合の
チケット料金の払い戻しにつきまして、21日までにW杯公式チケットサイトに詳細記載。

対象となるのは
12日のアイルランド-サモア戦(福岡県福岡市・レベルファイブスタジアム(東平尾公園博多の森球技場))、
13日の米国-トンガ(大阪府・東大阪市花園ラグビー場)、
ウェールズ-ウルグアイ(熊本県熊本市・えがお健康スタジアム)、
日本-スコットランド(神奈川県横浜市・日産スタジアム(横浜国際総合競技場))。

原則的に計画運休などにて公共交通機関が動かなくなったことが理由となり、
試合会場にたどり着けなかった人が条件を満たす。

サイトのトップページから「FAQ」→「その他」「台風19号の影響で試合に行くことが出来ませんでした。払い戻しをお願いできますか。」→表記されるお問合わせフォームでカスタマーセンターに申し込む。

12、13日に中止されていた3試合に対しては、払い戻し手続がスタートしている。
10月12日(土) ニュージーランド v イタリア 豊田スタジアム (詳細はこちら)
10月12日(土) イングランド v フランス 横浜国際総合競技場(詳細はこちら)
10月13日(日) ナミビア v カナダ 釜石鵜住居復興スタジアム(詳細はこちら)

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もう一つのラグビーW杯車いすラグビー ワールドチャレンジ2019

日本代表の快進撃で過熱するラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会。

その期間内で「もう一つのラグビー世界大会」を銘打った大会が、
10月16日から20日まで東京体育館で開催されていた。

8ヵ国(オーストラリア、アメリカ、日本、カナダ、イギリス、フランス、ニュージーランド、ブラジル)が参加した車いすラグビー。

世界ランキング2位の日本は、世界ランキング1位のオーストラリアに準決勝で負けて3位。

しかしながら主将の池 透暢(いけ ゆきのぶ)選手は
「盛り上がりが力を招いた」と観客に感謝の気持ち。

ふだんのパラスポーツは入場無料でも空席が人目を引くが、今回の大会は違っている。
16日の開幕戦、水曜日午前の平日の客席を東京都内の小・中・高校生約3500人が埋めた。

スタジアムDJの掛け声に合わせ、立ち上がり拍手したりとか、
応援ボードを持ちあげて、ニッポンコールしてみたりとか。

主催する一般社団法人 日本車いすラグビー連盟と公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会
が仕掛けた。平日午前の試合も「学校、子ども達からすればいい時間帯」とスタッフ。

この日を入れて18日までの平日3日間で約90の公立校、1万4千人の子ども達を無料招待。

その一方週末は、公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会主催大会では
初めてと思われる約1700席の有料化を敢行する。

開幕戦で初観戦した子どもがご両親を引き連れて、もう一度週末に日本代表を応援。
こんなうれしい想定外も存在して、完売してしまった。

「平日でも有料でも会場をご予約でいっぱいにできるのか。大きなトライではあった」
と公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会の高橋秀文常務理事ははっきり言う。

期待するは、来年の東京パラリンピックで有料でも会場を予約でいっぱいに
変えて熱く応援してくれる「フルスタジアム」の現実化。

今回の大会は子ども達や企業関係者らの団体席を5日間で約2万分セッティング。

観戦としてはそれを大幅に上回る計3万5千人が来場した。
W杯でラグビー競技の注目度が上がった可能性があり、日本戦はほとんど毎日大入り。

東京大会は選手の大活躍と一緒に、観客の数と応援のエネルギーが成功を決定付ける。

選手たちは3位の悔しさを糧に世界一を、それをサポートする側は
より以上に多くの人を巻き込んでの盛り上げを、それぞれのチャレンジは続いている。

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