ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月27日(日)W杯決勝トーナメント
南アフリカ3度目V王手FW総動員重圧感緩めず
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会は27日、
神奈川県横浜市・日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で準決勝1試合が行われ、
2007年(平成19)第6回フランス大会以来3回目の優勝を狙う
南アフリカ(世界ランキング4位)が、初優勝を狙ったウェールズに19-16で競り勝つ、
3大会ぶり3回目の決勝へ展開した。
決勝は11月2日(土)午後6時開始、
神奈川県横浜市・日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で行なわれ、4大会ぶり2回目の
優勝がかかるイングランド(世界ランキング1位)と南アフリカの顔合わせに決定した。
両者の決勝での対戦は、南アフリカが15-6で勝利した。2007年W杯大会以来2回目。
初の決勝戦を逃したウェールズは、ニュージーランド(世界ランキング2位)との
3位決定戦(11月1日(金)午後6時開始、東京調布市・日産スタジアム)に回った。
(世界ランキングは26日現在)
▼ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月27日(日)W杯決勝トーナメント【目次】
- ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会準決勝 ウェールズ 16-19 南アフリカ
- フランソワ・デクラーク起点のキック
- ウェールズ自慢の堅守影潜め
- ニュージーランドスティーブ・ハンセン監督準決勝一夜開け「次は勝ちに行く」
- W杯2019日本大会ファンゾーン入場者数最多記録更新
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出典元:https://00m.in/Jsx8v
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会準決勝 ウェールズ 16-19 南アフリカ
神奈川県横浜市・日産スタジアム(横浜国際総合競技場)
観客数6万7750人
南アフリカのFW8人が一体と化して圧力をかけると、
ウェールズ陣22m付近で組んだスクラムは、くるりと時計回りに転回。
ウェールズの反則の直ぐ後にラストワンプレーを伝える合図が響き渡る
決勝トーナメントに入って、
南アフリカのキーワードとなったことが「6-2」といった数字。
試合登録する23選手の中で、
控えメンバー8人のFWとバックスの内訳を示したもの。
南アフリカはFW6人、バックス2人の構成。FW5人、バックス3人で
組立てるチームの多い中、FW重視の姿勢は変わらない。
大会中の記者会見では、繰り返し「6-2」の組み立てに関して質問が飛び交った。
ヨハン・エラスムス監督は
「迷うところではあるけど、80分間を通じ、チームの強みフィジカルの破壊力を出すことを考慮している」。
ウェールズとの一進一退の攻防が連続した準決勝でも後半7分になると
ブロックなどFW陣1列の3人をいきなり交代を行なったり、
立て続けてフレッシュな選手を行かせる、そうすると14分には自陣でのスクラムを押し込み、
ウェールズの反則を誘ってキックで、前進。
さらにウェールズ陣22m付近におけるラインアウトからモールを押し込み、
最後にはCTBダミアン・デアリエンディがこの試合両チームを通じ、
初めてというトライを奪い取った。
シヤ・コリシ主将はベンチメンバーを合わせたチーム全体の強さに関して
「控え選手がエネルギーにみなぎりいる。
先発の選手はハードワークを通じて疲労したら、交代した選手に後を任せる。
試合を通じてチーム力を継続できる」と説明する。
ウェールズには前回のW杯2015年(平成27)第8回イングランド大会
決勝トーナメント(準々決勝)23-19で競り勝ったのを一番最後に、
W杯前まで4連敗していました。
けれども、23人の力を集中することによって攻守に溢れ出るパワーを見せ付け、
3大会ぶりの頂点を目標にする決勝までの扉をこじ開けた。
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フランソワ・デクラーク起点のキック
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出典元:https://00m.in/Rhisr
2mを上回る巨漢の選手が並びチームに揃っていて、
172cmのSHフランソワ・デクラークの存在は異彩を放つ。
「体でぶち当たるゲームに一生懸命に取り組むだけ」闘志をみなぎらせる。
フランソワ・デクラークの多種多様で高精度のキックなしに、
南アフリカの攻撃は成り立たない。
大型の味方を競らせるハイパント、
防御ライン裏のスペースに蹴り込むキックは攻撃の起点となっている。
長い金髪をなびかせつつもプレーする姿で観客の注目度を集めているが、
優勝2回の強豪でレギュラーを務めるのも当然で勇敢さも並じゃありません。
今回の大会もワンランク体のでかい相手FWに対して、
積極果敢に鋭いタックルを仕掛ける姿が注目を集める。
準々決勝の日本戦では、日本代表のSH流 大選手とノーサイド後ジャージーを交換して、
健闘を称えあったのです。
南アフリカのネルスプロイト出身。
2014年から南半球最高峰リーグ「スーパーラグビー」のライオンズでプレー。
2017年からイングランドに活躍の場を移し、キック技術が洗練された。
2016年に代表デビューし、グローバルなSHへとステップアップ
「小柄な身体的なサイズでシャイとなる子どももいるかも知れないが、一生懸命に努力を怠らなければ夢に手が届きやすい」とフランソワ・デクラーク。
南アフリカ国内では「キックがあまりにも多い」との見かたも出てくるが、
努力で習得した持ち味を大舞台で発揮している。
南アフリカ世界ランキング2位浮上
ラグビーの国際統括団体ワールドラグビー(WR)は27日、
W杯2019日本大会準決勝の結果としてに反映した同日付けの世界ランキングを発表。
南アフリカが4位から2位に浮上。
ニュージーランド3位、ウェールズ4位に下落。
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ウェールズ自慢の堅守影潜め
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出典元:https://the-ans.jp/rugby-world-cup/90445/
タックルは次から次へとはじかれた。ウェールズは特長の堅守を取り戻せなかった。
今年の欧州6ヵ国対抗を6年ぶりに制覇した最も大きな理由は、堅い防御だったはずだ。
テストマッチ(代表戦)では2018年3月から破竹の14連勝を果たし、
2019年8月には初めての世界ランキング1位を経験。
今回の大会、強みである堅守は影を潜めていた。
1次リーグから格下のチームにすらトライを許し、準々決勝に及ぶ1試合平均失点は17.6点。
4強入りしたチームのケースではもっとも多い。
主力にけがが相次いで、チームの状態は完璧とはいえませんでした。
南アフリカの当たりをはね返せないまま、後退。
風上の前半から自陣でのプレーを強要された。
南アフリカには、前回のW杯イングランド大会(2015年)準々決勝で
試合終わる目前に逆転トライを決められ、苦杯をなめた。
宿命の相手南アフリカに勝ったならば初めての決勝進出といった命運をかけた一戦に向け、
ウォーレン・ガトランド監督は
「人生の中でも特別なチャンス。両手でつかみに行く」とただならぬ心の内を見せていた。
とはいえ、3度目の準決勝であっても壁を越えられませんでした。
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ニュージーランドスティーブ・ハンセン監督準決勝一夜開け「次は勝ちに行く」
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ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会で、
史上初の3連覇を逃したニュージーランド(NZ)は、
イングランドに負けてしまった準決勝から一夜が明けた27日、都内で記者会見をした。
スティーブ・ハンセン監督は
「スポーツの人生も平等ではありません。欲しいものを必ず勝ち取ることができるわけではありません。そのあとの対処が大切だ」と答えた。
W杯での敗戦は2007年(平成19)第6回フランス大会でフランスに20-18で敗北して以来。
今回の大会限りで代表を退くキアラン・リード主将は、自分自身初めての黒星に
「心は空っぽだ。この試合を忘れることはありません」と語った。
3兄弟で出場したFBのジョーディー・バレットは
「チームの中には悲痛な気持ちが見られる」と表現。
スティーブ・ハンセン監督は、ラインアウトや接点で競り負け。
攻撃に力強さが見れなかったことを敗因に挙げた。
「長い間成功していたおかげで、今回の痛い胸の内を忘れないで欲し。将来においてに生かせる経験となる」と前向きに受け止めた。
11月1日(金)の3位決定戦を望んで
「再び立ち上がるが、次の試合から逃げ出すか、我々は次の試合に勝ちに行く」と言い切った。
キアラン・リード主将は
「敗北がオールブラックス(NZ代表の愛称)のすべてを決定づけるわけではありません。再び良いプレーが行なえるようすべてをかけなければ」と自分自身に忠告するように発言した。
▲ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月27日(日)W杯決勝トーナメント【目次】
W杯2019日本大会ファンゾーン入場者数最多記録更新
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出典元:https://00m.in/tzKFi
国際統括団体ワールドラグビー(WR)とワールドカップ(W杯)日本大会の
組織委員会は27日、大型ビジョンでの試合観戦やラグビー体験というものを
楽しむことができる全国16ヵ所の「ファンゾーン」に及ぶ入場者数が
計102万4000人となり、W杯過去最多を記録更新したと発表。
ファンゾーンは出場国・地域の名産品が召し上がることができて、
全国各地で人気を集め、イングランド-ニュージーランドの
準決勝が行なわれた26日時点で、W杯過去最多となっていた。
2015年(平成27)の前回第8回イングランド大会の入場者数約100万人を更新。
W杯2019日本大会は27日を含め残り3日間あり、ますます大勢の来場者が予測される。
日本大会組織委員会の嶋津昭事務総長は
「ファンゾーンは大会を通じて、もの凄く重要な場所になりつつある。日本全国、世界中からの訪問者にW杯の格別な雰囲気を肌で感じていただけたと思われる」とご発言。
▲ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月27日(日)W杯決勝トーナメント【目次】
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