ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月25日(金)W杯決勝トーナメント
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会きょうから準決勝
W杯2019日本大会は26・27日、世界ランキング1位のニュージーランドと
世界ランキング2位のイングランド戦。
3大会連続4回目の優勝を狙うニュージーランド(NZ)と、
4大会ぶり2回目の頂上を目標にするイングランドの決戦は「実質の決勝」と
分析する向きも見られる。
▼ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月25日(金)W杯決勝トーナメント【目次】
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出典元:https://00m.in/C7aIp
イングランド(世界ランク2位)-ニュージーランド(世界ランク1位)
26日午後17時スタート、
神奈川県横浜市・日産スタジアム(横浜国際総合競技場)
ニュージーランドは密集によるFWの運動量、
イングランドは安定感があるセットプレーで主導権を奪い取れるか。
対戦成績は、ニュージーランドの33勝1分け7敗と圧倒的。
W杯においてもニュージーランドの3戦全勝。
ところが、2018年11月のテストマッチ(代表戦)だと、
ニュージーランドが勝利を手にするも16-15の接戦。双方の力は近づいている。
ニュージーランドは準々決勝のアイルランドは控えとされていた、
スコット・バレット選手を本来のロックではなくてフランカーで起用。
スティーブ・ハンセン監督は
「ラインアウトも、前にボールを運ぶボールキャリーできる」と評価。
攻守に献身的で突破力も見られるスコット・バレット選手は、
ラインアウトでボールをキャッチするジャンパーも任せられるため、攻撃の幅が大きくなる。
どちらのチームともFWの強さに高い評価があり、プロップのジョー・ムーディーは
「どう考えても肉体の破壊力を前面に打ち出したフィジカルな試合となる。大きなイングランドのFWがストレートに当たってくるはずなので、受け止める」と気を引き締める。
一方で、イングランドはオーストラリアとの準々決勝でSOとして働いた
主将のオーウェン・ファレルがCTBに戻り、ジョージ・フォードが2試合ぶりにSOに復帰。
エディー・ジョーンズ監督は
「ジョージ・フォードはボールへの働きが理想的。ボールを動かすこと。攻守の切り替えがポイントとなる」と見ている。
自慢のスクラムで圧力をかけ、的確な判断でバランスが良いジョージ・フォード、
オーウェン・ファレルにつなげばトライのチャンスは広がる。
エリオット・デイリーは
「グローバルに見ても我々のバックスリー両WTBとFBは素晴らしい。ニュージーランドにトライするのが心待ち」と自信をにじませた。
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W杯2019日本大会準決勝への心理戦
準決勝で勝負するニュージーランド(NZ)とイングランド
命運をかけた一戦を迎え入れるまでの記者会見になると、
イングランドのエディー・ジョーンズ、ニュージーランドのスティーブ・ハンセンの両監督が
挑戦的な発言を続け、場外の「心理戦」も盛り上がる。
準決勝の決戦が決定されると、エディー・ジョーンズ監督は
「カメラを手にした人間が練習を撮っていた」と主張。
ニュージーランド側による行動という風には断言することがなかったのですが、
「スパイ行為」を問いただすコメント。
スティーブ・ハンセン監督は
「ニュージーランドがスパイであると言っていません。頭のいいコメントである」
と笑い飛ばすが、エディー・ジョーンズ監督は
「日本のファンが写真を撮りに来たのかも知れないし、ニュージーランドのコーチが観察していたことも想定される」と蒸し返す。
2018年11月の日本とのテストマッチ(代表戦)前には、
日本に向けて「お寺に出向いて勝利を祈願したほうが簡単」と挑発するであるとか、
グランド外で「けん制球」を放ることが「エディー流」。
「我々に重圧なんてない。東京で今週間違いなく多忙だ男はニュージーランドのメンタル・コーチ」とエディー・ジョーンズ監督は挑発を続ける。
これについて、史上初の3連覇を狙うニュージーランドのスティーブ・ハンセン監督は
「自チームへのプレッシャーが半分になるように、我々の重圧感が多いと感じているのかもわからない」といなす。
地元開催のW杯第8回大会で1次リーグ敗退に終った、
前回2015年W杯第8回イングランド大会からの複権が課せられる
イングランドの重圧感も非常に大きい。
けれども、スティーブ・ハンセン監督は
「イングランドは4年前のW杯だとプレッシャーに、いい対応をができなかったこともあり得る。今回については失うものは見当たらない。全てをかけてくる」と警戒を高める。
▲ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月25日(金)W杯決勝トーナメント【目次】
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