ワールドカップ(W杯)2019日本代表情報 10月8日(火)
命運を治する田村 優、最終戦4年前の雪辱を期す。
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会、1次リーグA組で3連勝を達成した
日本代表は7日、東京都内で練習を再開。
38-19で快勝した5日のサモア戦による疲労を考え、
公開された冒頭15分ではウエートトレーニングで軽めに調整。
スコットランドとの1次リーグ最終戦(神奈川県横浜市港北区・日産スタジアム、13日午後7時45分開始)で、初めての決勝トーナメント進出を志す日本の命運を治するのは、
大会得点ランキングでトップに立つSO田村 優(キヤノンイーグルス)のプレー。
田村 優は「W杯がスタートしたときから、チームとしては4試合目がカギではないかという考えはあった。これまでの中で一番の備えをしたい」と、
「めったにない、けれどマツ(松島幸太朗)はトライ王になったら思う」と表情を緩めた。
チームメートのWTB松島幸太朗(サントリーサンゴリアス)も、
フリアン・モントーヤ(アルゼンチン)と肩を並べる大会最多4トライをゲット。
絶好調の要因として田村は
「3試合してだんだんと体がなじんできた」と語りながら、「キックはフォーカスされることが多いが、僕が80分間競っている中の本当に一つのプレーであると思う」と強調。
パス、タックル、攻撃のリズム、状況分析というような司令塔としての
全般的なパフォーマンスが重要と考えている。
日本の前回W杯2015年(平成27)第8回イングランド大会で、
スコットランドに10-45で大負け。
先発して屈辱を経験した田村は
「命運かなって思う、最後まで出し切りたい。サモア戦が終ったタイミングで高揚している。炸裂するにちがいない」と断言。
▼ワールドカップ(W杯)2019日本代表情報 10月8日(火)【目次】
- ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会1次リーグA組日程
- W杯2019日本大会得点ランキング(6日現在)
- 導くラブスカフニ、ゲーム主将任され高くなる存在感
- ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会決勝トーナメント
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会1次リーグA組日程
日 本
9月20日ロシア戦、21日~中7日~27日、28日アイルランド戦、29日~中6日~10月4日、5日サモア戦、6日~中7日~12日、13日スコットランド戦
アイルランド
22日スコットランド戦、23日~中5日~27日、28日日本戦、29日~中4日~10月2日、3日ロシア戦、4日~中8日~11日、12日サモア戦
スコットランド
22日アイルランド戦、23日~中7日~29日、30日サモア戦、10月1日~中8日~8日、9日ロシア戦、10日~中3日~12日、13日日本戦
サモア
24日ロシア戦、25日~中5日~29日、30日スコットランド戦、10月1日~中4日~4日、5日ロシア戦、6日~中6日~11日、12日アイルランド戦
ロシア
20日日本戦、21日~中3日~23日、24日サモア戦、25日~中8日~10月2日、3日アイルランド戦、4日~中5日~8日、9日スコットランド戦
初めての決勝トーナメント進出を目差す日本は、
13日の1次リーグA組最終戦で強豪スコットランドと勝負。
大一番の命運を握るというのが、選手の体調。
日本はサモア戦から中7日と休養しっかりと、スコットランドはロシア戦から中3日、
過酷な日程に不平不満の声も耳にする。
スコットランドのグレガー・タウンセンド監督は9月30日、
ノエビアスタジアム神戸で開かれたサモア戦快勝後、猛烈な口調でアピールする。
「ロシア戦(10月9日)の後、短期間で日本と試合行なう。ここのグループは、全チームが少ない休養を取ってで日本とマッチする。日本とロシア戦の双方とも計算に入れてコントロールしなければならない」。
消耗のめざましいスポーツで疲労回復は勝ち負けの決定的なポイント。
7日に発表されたロシア戦のメンバーからは、SHグレイグ・レイドロウや
SOフィン・ラッセル、FBスチュアート・ホッグら中心の大体が外れる。
日本戦を想定した調整に重点を置いた体制。
まさに開幕戦で日本と試合したロシア以外のA組のチームは、
直前の試合から日本戦を対象とした調整スパンが少ない、アイルランドは中5日、
サモアは中4日、スコットランドは中3日。
これに比べて、日本は中7日、中6日、中7日程度なので、
対戦相手がアンフェアと思うのも無理はないだろう。
W杯の日程は、開催国・地域のラグビー協会の意向に基づいて、
トーナメントを開催する国際統括団体ワールドラグビー(WR)と
大会組織委員会が調整し確定する。
地元チームの試合は大勢の観客動員を期待できるほか、
テレビ放映の事情も配慮して、土・日曜に組み入れる傾向が見られる。
W杯2015年第8回イングランド大会においても、イングランドは1次リーグの開幕戦後は、
毎週土・日曜に試合を行なった、WRのアラン・ギルピンW杯統括責任者は
「開催地のチームが出来るだけ観客の需要に応ずるために日程を組み立てるのは当然のことだ」と説明する。
全日程を取りまとめた後になって、抽選するサッカーW杯よりも、ホーム優位性は高くなる。
1987年(昭和62)に16ヵ国・地域が参戦してスタートしたラグビーワールドカップ(W杯)
第1回ニュージーランド/オーストラリア大会は、オーストラリア、イングランド、
アメリカ、日本、ウェールズ、アイルランド、カナダ、トンガ、ニュージーランド、
フィジー、イタリア、アルゼンチン、フランス、スコットランド、ルーマニア、ジンバブエ。
1999年(平成11)W杯第4回ウェールズ大会に、出場チームが20に増し。
1次リーグは5チームが4組に分けられて対抗することになり、
試合間隔の隔たりができるようになってきた。
日程に対する不平不満は早くから論議を呼んできました。
2015年(平成27)W杯第8回イングランド大会は、日本は初戦で優勝候補の
南アフリカとの激闘で勝利したというのに、中3日で勝負を挑んだ
スコットランド戦は10-45でボロ負けしたのです。
相手は初戦で準備万端であったのに対して、
日本は疲労回復や戦術分析につぎ込む時間を取れなかったというのも敗因に。
その結果、日本は唯一の黒星になったスコットランド戦による完敗も響き、
1次リーグで敗退したのです。
公明正大な日程調整の改善に向けての論議の余地はあるのだが、
スコットランドの不満は日本代表に対する警戒が激しくなっている裏返しにさえ感じられる。
▲ワールドカップ(W杯)2019日本代表情報 10月8日(火)【目次】
W杯2019日本大会得点ランキング(6日現在)
1位 | 田村 優(日 本) | 点数40 |
---|---|---|
2位 | ジョーディー・バレット(ニュージーランド) | 点数26 |
3位 | オーウェン・ファレル(イングランド) | 点数24 |
4位 | ロマン・ヌタマック(フランス) | 点数23 |
トンマーゾ・アラン(イタリア) | ||
10位 | 松島幸太朗(日 本) | 点数20 |
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出典元:https://00m.in/JL3yP
W杯2019日本大会トライランキング
(6日現在2トライはほか多数)
1位 | 松島幸太朗(日 本) | 4本 |
---|---|---|
フリアン・モントーヤ(アルゼンチン) | ||
3位 | レーレットペティ(オーストラリア) | 3本 |
ルーク・カーワン ディッキー(イングランド) | ||
マカゾレ・マピンピ(南アフリカ) | ||
ボンギ・ンボナンビ(南アフリカ) | ||
7位 | 福岡堅樹(日 本) | 2本 |
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出典元:https://00m.in/gjjlQ
▲ワールドカップ(W杯)2019日本代表情報 10月8日(火)【目次】
導くラブスカフニ、ゲーム主将任され高くなる存在感
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会を戦う日本の新しいリーダーは、
今年の夏に代表デビューをやり遂げたばっかり。
南アフリカ生まれのフランカー、ピーター・ラブスカフニ(30)。
居住3年で代表資格を取得すると、W杯前初めての代表戦でゲーム主将を託された。
パワフルなプレーでチームを束ね、試合のたびに存在感は高くなる。
サモア戦、股関節に不安に感じる主将のリーチ マイケルをプレーに
集中させようというわけで、ラブスカフニは2戦連続でゲーム主将に就いた。
ボールを抱きながら前に進んだ距離はFW最長の44m。
首脳陣が決定するチームMVPに選考された。
「リーチ マイケルと互いのリーダーシップのみで勝利したのではない」と素直に話す。
189cm、105kgの鍛え上げられた体格。
ロシア戦では相手からボールをもぎ取り独走トライを決めた。
開幕戦のプレッシャーに苦しんでいる仲間を奮い立たせた。
2015年にスーパーラグビー・サンウルブスに在籍して来日。
これがきっかけになってクボタスピアーズに移籍。
日本代表を志したというのは、前の回2015年W杯第8回イングランド大会で母国(南アフリカ)に勝ったチームに刺激を通して、今年に入り、代表合宿に加わる。
デビュー戦となる7月のフィジー戦で
「高いレベルによる経験値が存在する」ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)と、
すぐさまゲーム主将を任された。
NO8姫野和樹(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)は
「キツイといった場合もリードして前に出てもらえる」。
自分から周りに溶け込もうと振る舞いでも信頼を得る。
試合前に歌う君が代は「何回も稽古し、完全にマスターした」と話す。
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出典元:https://00m.in/T5tiH
▲ワールドカップ(W杯)2019日本代表情報 10月8日(火)【目次】
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会決勝トーナメント
C組1位 VS D組2位 | 10月19日(土) | 10時15分開始・大分 |
B組1位 VS A組2位 | 19時15分開始・東京 | |
D組1位 VS C組2位 | 10月20日(日) | 16時15分開始・大分 |
A組1位 VS B組2位 | 19時15分開始・東京 |
▲ワールドカップ(W杯)2019日本代表情報 10月8日(火)【目次】
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