ラグビー7人制は広いフィールドをスイスイと動き回る少人数ラグビー

15人制ラグビーと変わらないフィールドを7人対7人で競り合う。
「セブンズ」とも呼ばれていて、2016年のリオデジャネイロオリンピック大会から
正式種目に採用されたのです。

▼ラグビー7人制は広いフィールドをスイスイと動き回る少人数ラグビー【目次】

  1. ラグビー7人制観戦の基本ポイント4つ
  2. ラグビー7人制各ポジションの役割り
  3. ラグビー7人制 スクラムは3人で組む



ラグビー7人制観戦の基本ポイント4つ

1.1チーム7人編成で得点が多いほうが勝利
フォワード3人、バックス4人の計7人からなる2チームが1個のボールを取り合い、
相手チームのインゴールへとボールを持って行く。
1試合に付き1チーム5人まで選手交代が認められている。
得点パターンは15人制と同じく、トライは5得点、トライ後のゴールは2得点、
ペナルティトライは7得点、ペナルティゴールとドロップゴールは3得点。[br num="1″]
2.試合時間はハーフタイムをはさみ前後半各7分
15人制とくらべ試合時間はグッと短くて、前後半各7分ずつ、ハーフタイムは2分内。
そういうわけで1チームが1日に2~3試合消化できる可能性があり、
全体の試合日程がごく短時間で組めることもあって、オリンピック大会においても
7人制が採用されたのです。

3.15人制と一緒の競技場を利用するため、
展開がスピーディーでトライ数もけっこう多い

7人制も15人制も同じ68~70メートル×94~100メートルのフィールドを利用。
その広さを少人数でフォローするため、攻撃側は相手の守備を切り開くチャンスが数多く、
15人制とは違って得点が入ってきやすい。
スペースの利用する方法やポジショニングがポイントです。
また、人数が少ないためそれぞれのプレーが観やすく、試合時間も長くないため気楽に
観戦できるはずです。

リスタートキック
いずれかに得点が入った場合、15人制ラグビーでは得点を奪われた側のキックでリスタートではありますが、7人制のケースでは逆で、トライを奪った側がキックをする。
7人制ではキックでボールを受け取った側がすんなりと得点するのが多いことから、トライされたチームにふさわしいチャンスを持たせる、という意味合いがあります。[br num="1″]

4.密集プレーよりもパスやキックでつなぐプレーが普通で、個人技も重要
一人ひとりの守備範囲が広めに、攻撃側は守備の穴を狙いやすいこともあって、
パス&ランやキックでボールを進めるシーンいっぱいの。
ラックやモールなど、15人制で多く目にする密集プレーはあまりなく、コンタクトを回避して相手をステップで抜くことに必要なスピード感とハンドリング技術が肝心に。
バックスだけでなくフォワードもスピードや運動量が求められ、重量級の選手は比較的少ない。

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ラグビー7人制各ポジションの役割り

フォワード(FW)
フォワードは3人。チームの中でも体型が大きな選手ばかり。
バックス同じような働きも要求されるので、脚力も重要。

プロップ(1・3番) スクラムの両脇を固め、メインでスクラムを押す。
15人制よりスクラムの人数を少なくしたことから、プロップの力によって相手チームとのパワーのギャップが出てきやすい。
ボールを持ってダイレクトにトライを行うチャンスもけっこう多いポジション。
フッカー(2番) スクラムに投げ入れられたボールを足で後ろにかきだす。
15人制よりスクラムが動きやすく、ボールがあっという間に外に出てしまうので、足でボールに保っておく技術(フッキングスキル)が大事に。

バックス(BK)
フォワードから出たボールをランやパスでトライへと結びつける。
攻守同じようにスピード感と持久性が大事に。

スクラムハーフ(4番) 「スイーパー」とも言われる。攻撃メインとなってゲームを組みたてて、自分自身で突き破りトライを決定づけることだってあります。守備時には最終的な砦である大事なポジションで、7人制ラグビーのエース。
フライハーフ(5番) 15人制と同じく司令塔になって、状況を見つめてチャンスメイクします。パスは多用せずに、ランで勝負を挑む傾向にあるため、沈着冷静とともに度胸も欠かせません。
センター(6番) スピードとセットで相手の守備を突破するためのパワーが期待されるため、身体の大きな選手ばかり。試合中は守備の要所としての働くも重要な。
ウイング(7番) チームのスピードスターとしてトライを決定づけることが重要な役割り。ウイングの脚がす速いほど、トライにつながりやすいのです。だけど、瞬発力とは違って続けざまトップスピードで走ることが可能な持久力が問われる。

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ラグビー7人制 スクラムは3人で組む

両チームのフォワード3人ずつでスクラムを組む。
パワーの差が出やすいほか、押したり相手のボールを獲得するテクニックも要する。
守備側はプレッシャーを与え相手のミスを誘いやすいため、
攻守巻き返しの大きいチャンスに結び付くことだってあります。

主だった反則は15人制と変わらない
ボールを前に落とすノックオン、前に投げるスローフォワードなど、基本的な反則は15人制と変わらない。けれども、イエローカードでのシンビン(一時退場)は、15人制の10分間に比べて7人制は2分間。

ドロップキックが基本
トライ後のコンバージョンキックや相手の反則により与えられるペナルティキックなど、ゴールキックはどれもドロップキック(地面にワンバウンドさせてから蹴るキック)で行なわれます。15人制みたいにキックティー(ボールを置くためのスタンド)を設置しないのは時間短縮のためなのです。

総合力が要求される
7人制は一人ひとりの行動範囲が広めに、一つのミスが相手トライになってしまう。
走るスピード感や持久性、タックルのパワフルさ、パスやキックの確実性など、
数々のプレーの正確さがすべての人に要求される。

15人制と7人制の選手層の違う部分
身体上の重さやパワーだけに限らず、スピード感や持久性も必要とされることで、
同じようなラガーでも7人制と15人制の両方に出場する選手は多くない。
脚のスピードやフィジカルのパワフルに自信があるなら、他競技の選手にも挑戦が可能。

ラグビー7人制はカジュアルに観戦することができるスポーツ
試合時間が早くて、ウィークエンドの1日、2日で大会終る傾向も強い。
ボールの位置も見えやすくテンポも見られるので、ラグビー7人制が初めてのケースでも
シンプルな競技。気楽に観戦するといいでしょう。


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