ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月24日(木)W杯決勝トーナメント

ジェイミー・ジョセフHCに続投オファー
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は、24日、
日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)に、
次回ワールドカップ(W杯)が開催される2023年まで4年間の契約延長オファーを決めた。

森重隆代表理事会長は
「8強に進出したW杯2019日本大会の戦績を加味。今後については本質的な交渉に乗り出す」
と説明した。

今現在の契約は今年(2019)12月末まで。

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は、
ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)に対して、
2018年末から「慰留工作」を進めていましたが、
6月末に理事が大きく代わったことがあって、
細かな条件を示しての正式オファーが遅くなった。

始めは2年契約による打診が予想されたが、
日本史上初の8強入りを査定するとともに、日本以外の国・地域の代表や
クラブチームからのオファーのことを考慮して、4年契約に上積み。

諸外国のHCの年棒はアップしていることが理由で、森重隆代表理事会長は
「金銭面でも厚待遇を出さないとならない。世界中がそういった流れなので」と話した。

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ジェイミー・ジョセフHCに続投オファー
出典元:https://00m.in/wRdBn

日本代表チーム目標の8強に辿り着いて現れた景観とは

ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会でようやく展開した準々決勝(10月20日)で、日本は南アフリカに3-26で勝つことができなかった。

FWの圧力、セットプレーの精度などなど総合力の違いは一目瞭然。

SO田村 優選手
「トーナメント中、ほとんど試合に出続けている人もいました。体と心のコンディションに困難さがありました」と説明した。

強豪のアイルランドに勝利した1次リーグから
主力を固定し通した日本代表、余力は残っていませんでした。

4強入りが目標となる次回2013年第10回フランス大会だと、
チームの底上げが絶対要求されるもの。

だけれど、躍進を支えたツールとされるものは、剥奪されることが確定した。
2016年から南半球最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」に参戦してきた
日本チームのサンウルブズは成績低迷もあって、
2010年シーズンを持ちまして除外されるのが今年の春確定。

サンウルブズは、日本代表候補を中心として編成。
諸外国トップ選手との試合経験を通じて、CTB中村亮土選手らが代表の主力に成長。

W杯での見事な活躍ぶりで、除外確定が再検討してもらえないかと心待ちにする
日本ラグビー協会幹部は「『戻ってきて』と言わせたい」と口に出す。

この数年間はW杯の舞台である日本で試合に取り組んでみたい
ティア1(世界の強豪10ヵ国・地域)を招待など行なって、対戦経験を積み重ねる。

開催国のアピールポイントが消えうせる今後については、
ティア2(2番手グループ)の日本が強豪と試合を演出するのは簡単なものではない。

1次リーグ終了した後、日本のティア1入りを待ち望む声に関して、
国際統括団体ワールドラグビー(WR)のビル・ボーモント会長は
「試合のパフォーマンスということではなく、歴史的な事情がある」と応答する。

欧州6ヵ国対抗か、南半球4ヵ国対抗に参加し、
実績を積み重ねることが筋道であるとしている。

強化策の基盤はいずれにせよ国内リーグ。

6月の就任した日本ラグビー協会の清宮克幸副会長はW杯の12開催都市を拠点として、
2021年からプロリーグを創設するプランを提言。

アマチュアの社会人リーグと分散させる考えですが、プロとアマが混在する
現時点でのトップリーグ(TL)関係者からは
「プロ選手とアマチュア選手の共存を認可するべきだ」といった意見も強い。

10月16日の日本ラグビー協会理事会では、プロリーグプランに対して、
複数の理事から「具体性に弱い」といった声が現れた。

「今が絶好のチャンス。世界中の日本を見る目が変わりつつある」
と日本ラグビー協会の森重隆会長は話す。

W杯で高まった、ラグビー熱を組織改変の機運につなげ、
日本市場のメリットを世界各国のラグビー界へどうやって発信するか、
コントロールする手腕が問い掛けられている。

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