ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月17日(木)

ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会19日、東京都調布市・味の素スタジアムと
大分県・昭和電工ドーム大分で決勝トーナメントがスタートする。

アジア勢初の8強進出を実現した日本(世界ランキング7位)は、20日午後7時15分開始、
東京都調布市・味の素スタジアムで、前回W杯第8回イングランド大会3位の
南アフリカ(世界ランキング5位)との準々決勝を迎える。

南半球勢は、史上初3連覇を目差すニュージーランド(世界ランキング1位)や
南アフリカ、オーストラリア(世界ランキング6位)の3チームが頂点を目指す。

欧州勢は2大会ぶりに準々決勝に前進したイングランド(世界ランキング3位)、
初優勝を志すウェールズ(世界ランキング2位)ら4チームが駒を進めた。

優勝杯「ウェブ・エリス・カップ」を懸けた熱い戦いが展開される。
(世界ランキングは16日現在)

▼ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月17日(木)【目次】

  1. 10月19日 午後16時15分開始 大分県・昭和電工ドーム大分
  2. 10月19日 午後19時15分開始 東京都調布市・味の素スタジアム
  3. 10月20日 午後16時15分開始 大分県・昭和電工ドーム大分
  4. 10月20日 午後19時15分開始 東京都調布市・味の素スタジアム
  5. スクラムのパワフルさ南アフリカ戦勝敗を左右
  6. 車いすラグビー ワールドチャレンジ
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アジア勢初の8強進出を実現した日本(世界ランキング7位)
出典元:https://00m.in/MtJ5z

10月19日 午後16時15分開始 大分県・昭和電工ドーム大分

イングランド C組1位(世界ランキング3位)
攻守ともに戦力充実
W杯最高成績 優勝(2003年)
監督:エディー・ジョーンズ(59歳)

オーストラリア D組2位(世界ランキング6位)
粘りの防御で勝機
W杯最高成績 優勝(1991年、1999年)
監督:マイケル・チェイカ(52歳)

「死の組」と伝えられたC組1位でクリアーしたイングランドは戦力が充実。
アルゼンチン戦では、冷静沈着な試合運びで39-10と快勝。バックスのオーウェン・ファレル、ロックのマロ・イトジェら攻撃力がある選手をラインナップし、防御も堅い。緻密に戦術を練る日本代表前ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ監督の下、フランス戦中止後は、宮崎県でミニキャンプを張り、体制を調整する。
オーストラリアはミスが目を引き、リズムに乗り切れない。フィジーとの初戦は一時9点のリードを許し、ウェールズ戦ではW杯で32年振りの敗戦。一方19歳バックスのジョーダン・ペタイヤが代表デビューのウルグアイ戦で頭角を現すなど、明るい話題も見られる。FWのデービッド ポーコックら運動量の豊かな「仕事人」のねばり強い防御から勝機を見つけ出したい。

▲ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月17日(木)【目次】

10月19日 午後19時15分開始 東京都調布市・味の素スタジアム

ニュージーランド B組1位(世界ランキング1位)
厚い選手層群を抜く
W杯最高成績 優勝(1987年、2011年、2015年)
監督:スティーブ・ハンセン(60歳)

アイルランド A組2位(世界ランキング4位)
運動量誇るFW陣
W杯最高成績 8強(1987年、1991年、1995年、2003年、2011年、2015年)
監督:ジョー・シュミット(54歳)

初めての3連覇を目差すニュージーランドは選手層の厚さで群を抜く。
南アフリカとの初戦はSOリッチー・モウンガ、FBのジョーディー・バレットが地力を見せて、ジョージ・ブリッジ、セヴ・リースの新鋭WTBが大暴れして快勝。カナダ、ナミビア戦はメンバーとポジションを入れ替えても圧倒。ロックのブロディー・レタリックが復帰したことも力強い。イタリアとの最終戦は台風19号に影響されて試合が中止で休養たっぷり。
アイルランドの武器は、フッカーのローリー・ベストの攻守に豊かな運動量を誇っているFW陣。スコットランドとの初戦ではラインアウトからのパワフルなモールで主導権を握る。
日本戦は苦杯をなめたが、続くロシア、サモア戦は大勝。ジョナサン・セクストン、
SHコーナー・マレーらの決定力を生かせるかがポイントとなるところ。

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10月20日 午後16時15分開始 大分県・昭和電工ドーム大分

ウェールズ D組1位(世界ランキング2位)
堅守でリズムを作る
W杯最高成績 3位(1987年)
監督:ウォーレン・ガットランド(56歳)

フランス C組2位(世界ランキング8位)
FW戦主導権握る
W杯最高成績 準優勝(1987年、1999年、2011年)
監督:ジャック・ブルネル(65歳)

ウェールズは、1次リーグで好敵手のオーストラリアに競り勝ち4連勝。
ロックのアラン ウィン・ジョーンズ主将をメインに堅守からリズムを作り、快足バックスがトライを大量生産WTBジョシュ・アダムスは今大会5トライと好調。正確なキックで好機を演出するSOダン・ビガーの試合運びも注目。主力にけが人が多いのが不安材料で、回復具合もポイントとなるところ。
フランスは、初戦でアルゼンチンに2点差で勝利し、勢いづく。主将のフッカー、ギエム・ギラドを軸としたFW戦で主導権を握り、ボールを動かす伝統のラグビーはしぶとい。20歳のSOロマン・ヌタマックら成長著しい若手にとどまらず、33歳のNO8ルイ・ピカモールらベテランも味が見られる。最終戦中止になって、休養十分で臨めるのはプラス要素。

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10月20日 午後19時15分開始 東京都調布市・味の素スタジアム

日 本 A組1位(世界ランキング7位)
両WTBに決定力
W杯最高成績 1次リーグ敗退
ヘッドコーチ:ジェイミー・ジョセフ(49歳)

南アフリカ B組2位(世界ランキング5位)
屈指のフィジカル
W杯最高成績 優勝(1995年、2007年)
監督:ヨハン・エラスムス(47歳)

日本は優勝候補のアイルランドを撃破するなど1次リーグを4戦全勝し、波に乗っている。
セットプレーや密集によるボール争奪戦で持久力があるFWが競り勝ち、生命線の速攻を支える、松島幸太朗(サントリーサンゴリアス)は今回の大会最多タイの5トライ、
福岡堅樹(パナソニック ワイルドナイツ)が3試合連続のトライと両WTBに決定力がある。
タックルの精度が高くて防御も安定している南アフリカは、1次リーグ初戦でニュージーランドに敗戦したが、残りの3試合は計13失点。世界屈指のフィジカルのパワフルさを生かした伝統の隙のない防御は健在。爆発的なスピードで相手を置き去りにするWTBチェスリン・コルビは170cmと小柄ですけど体幹が強くて、防御も献身的。
日本はFWを中心として接点で粘り、バックスの決め手を生かしたい。

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スクラムのパワフルさ南アフリカ戦勝敗を左右

ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会は17日、
南アフリカとの準々決勝(20日)に向け、都内で準備。

勝負を決めるポイントと考えられるものがスクラム。

最前列でぶつかり合うプロップ稲垣啓太(パナソニック ワイルドナイツ)は
「一本一本のスクラムを100%の気持ちを持って組むことが大切である」と言う。

日本は1次リーグ4試合で計21本のマイボールでのスクラムのうち、
ボールを失くしたのは1本。

抜群の安定感で勝利に向けての礎になった。
稲垣啓太は「アイルランド戦ではペナルティ(反則)を奪えて自信となった」と手応えを得る。

南アフリカは、大型FWを前面に出す戦い方が優れた点で、スクラムもパワフル。

稲垣啓太は「スクラムは相手の優れたところ、それを消すためには詳細を詰めることが重要。足が数センチ手前に出たら姿勢を保てるが、数センチ下がれば崩壊する。その何センチがカギとなる」と分析。

フッカー堀江翔太(パナソニック ワイルドナイツ)も
「8人の(FWの)うち一人でも力を外したら最悪」と説明した。

南アフリカが日本戦メンバーを発表

ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会で、南アフリカが17日、
日本代表との準々決勝トーナメント(20日)を迎える登録メンバー23人を発表。

1次リーグのイタリア戦(4日)と変わらない顔ぶれ、WTBチェスリン・コルビが先発復帰。

フランカーのシヤ・コリシ主将、司令塔のSOハンドレ・ポラードも先発に名を連ねる必勝パターンを敷く「秘密はまるっきりない」。

都内で記者会見に臨んだ、ヨハン・エラスムス監督は、達成感を漂わせた。

その自信は、メンバー発表のタイミングから見ても感じられてくる。
通常なら、試合2日前の記者会見で明らかにするチームばかりが、
南アフリカは原則3日前メンバーを公表している。

ヨハン・エラスムス監督は「もうすでに十分な準備はやっていて、隠す理由などない。日本代表がメンバーを替えても、私たちとしては関係がない」と勇気ある姿勢をにじませた。

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車いすラグビー ワールドチャレンジ

日本連勝 フランスに51-42
車いすラグビーの国際大会「ワールドチャレンジ2019」は、第2日の17日、
東京体育館で予選リーグが行われ、世界ランキング2位の日本は、
世界ランキング6位のフランスを51-42で降し、2連勝。

初戦は17歳の橋本勝也選手がヒーローとなった日本代表。

第2戦は44歳の島川慎一が、攻守に存在をアピールする。
21歳の時に交通事故でけいずい(頸髄)を損傷した、島川慎一選手は2004年から
4大会連続でパラリンピックに出場しているベテラン。

この日はフランスを相手にスピードを生かして13得点をたたき出した。
本人が強く意識するのは破壊力があるタックル。

島川慎一選手は「ぼくは途中出場が多いが、意識して相手を潰しに行って、流れを変えたい」
と先を見据えた。

大会には開催地・東京都渋谷区の小学生らが毎日のように観戦にやって来て、
でっかいエールを送っています。

島川慎一選手は「来年に向けての対策も出来上がった」と冷静に振り返った。

入場は無料、2020年東京パラリンピック大会のメダルが期待できる競技「車いすラグビー」。

▲ラグビーワールドカップ2019年日本大会 10月17日(木)【目次】

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