ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第10日 9月30日(月)

▼ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第10日 9月30日(月)【目次】

  1. A組 スコットランド 勝ち点5 34-0 勝ち点5 サモア
  2. サモア連勝できず
  3. ワールドカップ(W杯)2019日本代表チーム情報
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A組 スコットランド 勝ち点5 34-0 勝ち点5 サモア
出典元:https://the-ans.jp/rugby-world-cup/86144/

▲ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第10日 9月30日(月)【目次】

A組 スコットランド 勝ち点5 34-0 勝ち点5 サモア

ノエビアスタジアム神戸

スコットランド初戦ボロ負けから冷静さを取り戻す
W杯8強の常連チームにこそ「アイルランド・ショック」からの修正力が言及される一戦。

積年のライバル、アイルランドとの初戦(9月22日)は3-27とボロ負け。
「緑の壁」を崩せずにノートライに阻まれる。

FW戦で後手後手になり、ご自慢の快速バックスは厳しく前へ押し込む相手に
徹底的にマークがなされて、踏ん張れませんでした。

サモア戦では、中心選手のフランカー、ハミッシュ・ワトソンや
成長著しいSHアリ・プライスが負傷離脱。

戦力落ち込みは否定できない。
その上同組の日本がアイルランドに勝つ番狂わせを演じて、
2連勝したことによって、1次リーグ突破への状況は深刻さを増す。

フッカーのスチュアート・マキナリー主将は
「われわれからしたら何も変わらない」と冷静をアピール。

過去に8強入りを逃したのは2011年大会だけ、この試合までのサモアとの
通算成績は9勝1分け1敗だが、前回大会では36-33と苦闘しており、あなどれない相手。

沈んだムードを取り除くため、
前回のW杯を体験した司令塔のSOフィン・ラッセルに求められる期待はでかい。

今回のW杯に向け、スコットランドは伝統のFW戦重視の安定感がある戦略から、
FWとバックスが一体になった展開ラグビーへの転換を目指してきた。

サモア戦でフィン・ラッセルは前半に左サイドへピンポイントの
キックパスを通し、トライを演出。

広い視野と変幻自在なキックはチームに変革を起こす。

9月28日発表の世界ランキングでは、
過去最高位の8位に浮かび上がった日本と交替し、9位に転落。

「細々としたことは意識せず、まずは勝つ以外ない」とスチュアート・マキナリー主将。

1871年にイングランドと世界最初のテストマッチを戦った
伝統を誇るチームは、立て直しを期す。

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サモア連勝できず

2連勝をかけて格上に挑戦するサモアには、パワーが溢れ出ている。

この試合の2日前、同組の日本がアイルランドを撃破する金星を記録した。

スティーブ・ジャクソン監督は「いずれにしても素晴らしい。ひとつひとつ集中することが重要だが、僕たちも番狂わせを演じることが可能かも知れない」。

日本各地が沸きかえった勝利は、サモアにも度胸と刺激を与えた。
けれど、チーム状態は必ずしも万事順調ではありません。

24日の初戦でロシアに34-9で快勝しますが、
危険なタックルが見つかったとしてフッカーのモトゥ・マトゥウとCTBレイ・リーローが、
3試合の出場停止処分を受けてしまった。

その他NO8アファ・アモサも負傷離脱し、戦略変更を必要に迫られた。

でっかい痛手になったが、スティーブ・ジャクソン監督は
「モチベーションは高まっている。ここに至るまで練習通りにプレーを全うするだけ」と力説。

フランカーのファアサレレモ「私たちは今を生きないといけない」と話す。

チーム状態が普通でない今だからこそ、
自分たちのスタイルを貫く重要性を共有し、結束力は強まった。

10年前の9月29日、サモア沖で地震が発生して、100人以上の犠牲となった人が出た。

「母国からの応援はいつも頼もしい。23人の選手には、国に誇りを持ち、家族に誇りを持ってもらいたい。一生懸命に取り組む他ない」とスティーブ・ジャクソン監督。強い敵に挑戦するフィフティーンの体を突き動かす。

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ワールドカップ(W杯)2019日本代表チーム情報

ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)続投
日本ラグビー協会が日本代表ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)を
ワールドカップ(W杯)2019年日本大会後も続投する方針を確定する。

2年契約で基本合意していて、大会後に正式確定する見込み。

現時点での契約期間は12月末まで。

キックを多く使う戦術と選手の自主性を重要視する指導でチーム力を高めて、
28日のW杯第2戦で優勝候補のアイルランドに勝利した実績というものを評価。

ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は、ニュージーランド(NZ)出身。

日本のサニックスなどでプレー。W杯にはNZ代表として1995年大会、
日本代表で1999年大会に出場。

指導者としてNZのクラブ「ハイランダーズ」を率い、
南半球最高峰リーグ「スーパーラグビー」で2015年に優勝。

2016年9月に日本代表HCに就任。ワールドカップ(W杯)2019日本大会で、
日本はロシア、アイルランドに連勝し、初の1次リーグ突破に前進。

10月5日にサモア、10月13日にスコットランドと対戦する。

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