ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第6日 9月25日(水)

2019年9月27日

ラグビーワールドカップ(W杯)第6日は25日、岩手県釜石市・釜石鵜住居復興スタジアムで、1次リーグD組の1試合が行われ、世界ランキング19位のウルグアイが、世界ランキング10位のフィジーを30-27で破り勝ち点4とした。

2連敗のフィジーは7点差以内の黒星と4トライ以上によるボーナス点を獲得して勝ち点2。

▼ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第6日 9月25日(水)【目次】

  1. D組 ウルグアイ 勝ち点4 30-27 勝ち点2 フィジー
  2. フィジー選手も感激
  3. ウルグアイのラグビー史に置きっ放しの番狂わせ!
  4. 日本代表情報・26日
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D組 ウルグアイ 勝ち点4 30-27 勝ち点2 フィジー
出典元:https://www.jsports.co.jp/rugby/worldcup/team/uruguay/

▲ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第6日 9月25日(水)【目次】

D組 ウルグアイ 勝ち点4 30-27 勝ち点2 フィジー

ウルグアイ歴史的白星、格上フィジーに3点差逃げ切り
1万5000人見届けた。

世界ランキング下位が上位ランクに勝つことは、今回の大会初めて、
ウルグアイのフアン・マヌエル・ガミナラ主将は
「歴史を作る重大なチャンスだと自信をもってプレー行なえた」と誇った。

これまで3度の出場でほんの2勝でしたかつての姿とひと味もふた味も違った。

国外組がたくさんできてパワフルに変わった。
チームは前回大会で、15-47とボロ負けした格上のフィジーに打ち勝った。

エステバン・メネス監督は
「ボール支配率を高くし、スピードをつけてミスなくプレーが行なえた」。

用意周到な準備でひき起こした番狂わせに達成感を指し示した。

フィジーは5トライを奪いながらも破れた
ジョン・マキー監督は「ウルグアイを称賛したい。情熱、ハードワークが際立った」。

オーストラリア戦から中3日での強行軍だったけど「そのことは言い逃れにはならないのです。基本的なミスがいっぱい、そこの所を相手が逃さなかった」と無念の表情をそっと浮かべた。

5度見られたトライ後のゴールキックは成功が
たった1度でこのミスが敗戦につながった。

そうであっても、7点差以内と4トライ以上による
ボーナス点を得て勝ち点2を手にできたことは重要な。
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フィジー選手も感激

震災からの復興を世界に存在をアピールするに適した一戦でありました。

岩手県釜石市・釜石鵜住居復興スタジアムで行われる試合の意味を、
選手たちも強烈に望んでいた。

この日は釜石や岩手沿岸部の小中学生250人が招待されていた。

ウルグアイのプロップ。ジュアン・ペドロ・ロンビーズは「ショッキングな災難に見舞われたのに、このような素晴らしいスタジアムができるなんて想像を絶する。どなたも素敵な笑顔で迎えていただき、ものすごく嬉しかった」と感激していました。

東日本大震災で校舎が浸水、全壊損害を受けた鵜住居小、釜石東中の跡地に
スタジアムが建てられ「復興」のシンボルになった。

宮古市でキャンプしていたフィジーの選手たちは24日、
命にもかかわる被害を受けた宮古市田老地区を訪問。

ジョン・マキー監督は
「この場所で試合ができるというのは世界のラグビーにだって大切なこと」。

ドミニコ・ワンガニンブロトゥ主将も
「この場でプレー出来るのは、選手としてはとっても光栄な行ない」と言葉にした。

世界ランク19位のウルグアイが10位のフィジーから、
30-27で金星に値する勝利を上げた。

フアン・マヌエル・ガミナラ主将は「悲惨なことが現れたととても見受けられないくらい素晴らしい場所でした。ウルグアイにとりましても歴史を作ることが今日であった」とメモリアルな一戦に昂奮しきりであった。
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ウルグアイのラグビー史に置きっ放しの番狂わせ!

ウルグアイは今日までW杯2勝。フィジーには2018年11月、61点差で失敗した。
勝者のインタービュー、主将のガミナラの目がしらに涙がにじむ。

「私どもは国際的なチームと真剣勝負できるチャンスが4年に1度に過ぎない、この攻撃をずっとずっと思い描いていた。これまで年月を思いうかべ感情があふれ出た。」勝てたのは、ギブアップせずキックを追って、こぼれ球へ体を投げ出し、どっちに転ぶか分からないチャンスをいずれもものにしたから。

「楕円球は努力した方に転がる」という格言を、まさしく体現していたのです。

番狂わせが起こりづらいラグビーで、まして31人中9人がノンプロが欧州で頭角を現している選手を多く抱えるフィジーを破ったというのは、前回W杯2015年第8回イングランド大会で、日本が南アフリカに勝利したことと同じような価値を誇っている。

「世界中に自分達プロフェッショナルな精神性を見せられた」と、
公認会計士の資格を持っているフアン・マヌエル・ガミナラ主将主将は言い放つ。

その不屈の姿は、大震災から立ち上がり、復興の象徴となって建てられたスタジアムでようやくW杯に到達した釜石の興奮と重なり合うものがあります。
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日本代表情報・26日

次戦リーチ マイケル(東芝)は先発外か、日本代表は28日のアイルランド戦で、
開幕のロシア戦から先発をチェンジそうです。

23、24日の練習で報道陣に公開された時間帯では、
主将のフランカー、リーチ マイケルらが主力組みから排除されている。

リーチ マイケルはロシア戦でミスが明らかなほど本調子ではありませんでした。
練習ではNO8だった姫野和樹(トヨタ自動車)がフランカーに回る。

主力組みのNO8にはフィジカルが強くて個の力で突破を図れる
アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコミュニケーションズ)が加えられた。

その他にも、一芸に秀でたスペシャリストが起用される見込み。
右プロップはヴァル アサエリ愛(パナソニック ワイルドナイツ
)に代わり、スクラムが強い具智元。

ロックはヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ)に代わり、
チーム最長身196cmのトンプソン ルーク(近鉄ライナーズ)が入りそう。

バックスではWTBレメキが外れ、
FB山中 亮平(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)の先発が考えられる。

ロシア戦で、FBでしたウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラレッドスパークス)は
WTBに回り、空中戦が得意なWTB、FBを取り揃えてアイルランドの
キック攻撃に負けないようにと判断できる。

2017年にアイルランドと対戦した際、長谷川スクラムコーチは日本のスクラムの
修正力の良いリアクションを掴み「相手に100%の力で組ませない」と説明する。

その方策としては、プロップ中島 イシレリ(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)は
「相手できる限り早くスクラムをセッティングする」先手を取って日本の形に持ち込む考えだ。
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