ラグビーワールドカップ2019年日本大会 11月3日(土)W杯総括

ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会日本躍進初8強
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会1次リーグ最終戦でスコットランドに勝ち
(横浜市・日産スタジアム)。

日本代表「ティア1」撃破!アジア初開催は盛況。
ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会は2日に閉幕。
南アフリカが3度目の世界一を獲得した!

▼ラグビーワールドカップ2019年日本大会 11月3日(土)W杯総括【目次】

  1. 日本代表8強全世界が称賛!
  2. 台風19号が影響して中止
  3. 数字で見るラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会
  4. ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会1次リーグ勝ち点
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日本代表「ティア1」撃破!アジア初開催は盛況
出典元:https://00m.in/2Tzu3

日本代表8強全世界が称賛!

大会前による予想していた通り実力は拮抗、
3連覇を狙ったニージーランドは、準決勝で負け。

注目を集めた開催国の日本代表は初めてのベスト8に入り、
アジア初開催のW杯大会は集客面も入れて盛況のうちに幕を下ろした。

2015年(平成27)第8回イングランド大会は、ニュージーランドをはじめ
速いテンポで攻撃するチームが勝ち上がったが、今回の大会で決勝に展開した南アフリカ、
イングランドはFW戦や堅守といった体の破壊力を生かした派手さがないプレーを武器にした。

決勝トーナメント8試合の1試合平均トライ数は4.5。
4年前の5から減らして、少しは安定感がある傾向へと変わった。

ベスト4は南半球と北半球が2チームずつ分け合い、
南半球が占めていた2015年と照らし合わせると北半球が盛り返す。

イングランドは優勝に達しなかったけれど、エディー・ジョンズ監督の指導で
前回W杯大会1次リーグ敗退からの復活を印象づけた。

日本代表は、アイルランド、スコットランドと強豪10ヵ国・地域の
「ティア1」を相手に番狂わせを招き、目標の8強入りを実現。

これまでに劣勢となっていたスクラムで引けを取らず、
タックルされながらもパスをつなぐ「オフロードパス」の技術を駆使。

歴史に残る3勝を挙げた4年前からレベルアップし、
スピード感あふれるラグビーは全世界から称賛!

ティア1と2番手勢力の「ティア2」の平均点差は今回の大会も減らしてた。
だけど、日本代表以外にティア1を打ち破ったティア2のチームはなく、
海外リーグにいる選手を思ったように招集するのが困難な南太平洋の島国は苦戦。

そのような中でウルグアイが格上のフィジーを打ち破り、
競技の裾野が明らかに広がり続けている事実を見せた。

W杯44日間強豪ドラマ 日本代表1位突破!

ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会は9月20日から11月2日まで、
44日間に渡って熱戦が繰り広げられた。

アジア初開催の大会を、数多くの場面で振りかえる。

日本代表は1次リーグA組を全勝で1位突破し、初の8強入りをやり遂げた。
開幕戦のロシアでWTB松島幸太朗選手が3トライの大活躍。

強豪アイルランド戦はWTB福岡堅樹選手の逆転トライなどで19-12と勝利を挙げた。
サモア戦も快勝。

スコットランド戦は前半にプロップ稲垣啓太選手のトライで勝ち越しし、28-21で破った。
南アフリカとの準々決勝は3-26で力切れた。

▲ラグビーワールドカップ2019年日本大会 11月3日(土)W杯総括【目次】

台風19号が影響して中止

史上初めての1次リーグ3試合が中止となる。
B組のイタリアはニュージーランドとの最終戦が消え去り、8強入りの願望が絶たれた。

セルジオ・パリセ主将は
「プランB(代替え案)を作ることが当たり前だった」と憤慨。

ニュージーランドのスティーブ・ハンセン監督は
「安全をまず第一に考えて正しい判断が行なわれた」と話しをした。

ナミビア戦が中止に見舞われたカナダは、
スタジアムがある岩手県釜石市でボランティア活動に取り組み喜ばれる。

W杯最多の退場者数

国際統括団体ワールドラグビー(WR)は選手の安全を守ることを考慮して、
肩から上に及ぶタックルに厳しい判定で臨んだ。

ビデオ判定のTMOで反則をしているシーンが目立つようになり、
退場処分のレッドカードは、W杯大会最多の計8枚。

1次リーグD組のアルゼンチンは、イングランド戦でロックのトマス・ラバニニ選手が
前半に退場になって、強豪対決に大差で敗戦した。

滑るボール

日本の高温多湿を反映する感じに、
汗で滑るボールの扱いに選手たちが苦労するシーンが見られた。

昭和電工ドーム大分のケースは開閉式の屋根を閉じていた影響が相当なもので、
ニュージーランドは1次リーグB組のカナダ戦で20回もハンドリングエラーを記録。

滑るボール対策と考えてボールにせっけんを塗り付けて練習を行うチームも見られました。

試合前の伝統の儀式「ハカ」に対抗した

イングランドはニュージーランドの準決勝で、
相手の試合直前の伝統の儀式「ハカ」に対し「Ⅴ字」の陣形で対抗した。

英メディアの発表では、エディー・ジョーンズ監督の提案。

不敵な笑みであったオーウェン・ファレル主将は「脅威を示したかった」。
試合は開始すぐさまトライを奪い取って「母国」の3連覇を阻んだ。
(イングランド 19-7 ニュージーランド)

一部分の選手数人が敵陣ハーフウェーラインをオーバーしたということで、
国際統括団体ワールドラグビー(WR)が罰金を科した。

▲ラグビーワールドカップ2019年日本大会 11月3日(土)W杯総括【目次】

数字で見るラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会

観客動員数 170万4443人
1試合平均動員数 3万7877人
最多観客動員数 7万103人 11月2日決勝戦
ファンゾーン来訪者数 約113万7000人
9月の訪日客数 約227万2900人 前年同月比5.2%増
W杯出場国 約34万7200人 前年同月比36.2%増
テレビ瞬間高視聴率(日本テレビ系) 関東地区53.7% 10月13日日本-スコットランド

観客動員数はW杯2019大会組織委員会、訪日客数は日本政府観光局の推計、視聴率はビデオリサーチによる

決勝 2019年11月2日(土)日産スタジアム 観客数7万103人
C組1位イングランド 12-32 B組2位南アフリカ

3位決定戦 2019年11月1日(金)味の素スタジアム 観客数4万8842人
B組1位ニュージーランド 40-17 D組1位ウェールズ

準決勝 2019年10月26日(土)日産スタジアム 観客数6万8843人
C組1位イングランド 19-7 B組1位ニュージーランド

準決勝 2019年10月27日(日)日産スタジアム 観客数6万7750人
D組1位ウェールズ 16-19 B組2位南アフリカ

準々決勝 10月19日(土)昭和電工ドーム大分 観客数3万6954人
C組1位イングランド 40-16 D組2位オーストラリア

準々決勝 10月19日(土)味の素スタジアム 観客数4万8656人
B組1位ニュージーランド 46-14 A組2位アイルランド

準々決勝 10月20日(日)昭和電工ドーム大分 観客数3万4426人
D組1位ウェールズ 20-19 C組2位フランス

準々決勝 10月20日(日)味の素スタジアム 観客数4万8831人
A組1位日 本 3-26 B組2位南アフリカ

▲ラグビーワールドカップ2019年日本大会 11月3日(土)W杯総括【目次】

ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会1次リーグ勝ち点

A組 B組 C組 D組
日 本 19
ニュージーランド
16
イングランド
17 ①ウェールズ 19

アイルランド
16 ②南アフリカ 15 ②フランス 15
オーストラリア
16

スコットランド
11 ③イタリア 12
アルゼンチン
11 ③フィジー
④サモア ④ナミビア ④トンガ ④ジョージア
⑤ロシア ⑤カナダ ⑤米 国 ⑤ウルグアイ

▲ラグビーワールドカップ2019年日本大会 11月3日(土)W杯総括【目次】

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