ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第7日 9月26日(木)

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は26日、福岡・レベルファイブスタジアムなどにおいて、1次リーグ2試合が行われ、B組イタリア(世界14位)はカナダ(世界22位)を48-7で降し、2連勝で勝ち点10とした。カナダは黒星スタート。

C組だと強豪のイングランド(世界3位)が、今回の大会初戦の米国(世界13位)を45-7で退け。2連勝。

▼ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第7日 9月26日(木)【目次】

  1. B組 イタリア勝ち点10 48-7 勝ち点0 カナダ
  2. C組 イングランド 勝ち点10 45-7 勝ち点0 米国
  3. W杯2019第9回日本大会1次リーグこれまでの成績表
  4. W杯日本代表情報・27日
  5. ラグビーW杯参加チームに拡がる「お辞儀締め」
スポンサーリンク

クリックで拡大
B組 イタリア勝ち点10 48
出典元:https://the-ans.jp/rugby-world-cup/85117/

B組 イタリア勝ち点10 48-7 勝ち点0 カナダ

福岡・レベルファイブスタジアム 観客1万6984人

イタリア連勝カナダを圧勝、悲願の決勝トーナメントへ前進。
イタリアが格下を攻守で圧勝しました。
認定トライが含まれたイタリア連勝カナダを圧勝、悲願の決勝トーナメントへ前進。

イタリアが格下を攻守で圧勝しました。
認定トライが含まれた計7トライで、前W杯大会2015年イングランド大会に次いで
1次リーグでカナダから白星を挙げた。

ペナルティーゴールで先制した直後の前半7分。
スクラムからNO8エイブラハム・ユルゲン ステインが持って行きトライ。

12分には相手陣22mラインすぐ近くまで展開すると、
パスを受け取ったLOディーン・バッドが抜け出て決めた。

自陣深く攻め込まれるシーンも目を引いたが、
確実なタックルで後半の1トライだけと抑えつけた。

チームは、勝利した22日のナミビア戦から中3日のスケジュールを考え、
主将のNO8のパリセら前の試合で先発出場した10人を変更して臨んだ。

代わって出場した選手がその結果を残して、コナー・オシェイ監督は
「身体的、精神的にも中3日で2試合はハード。チームを誇らしく思える」と称えた。

W杯に第1回から9大会連続で出場をしているイタリアですが、
決勝トーナメント進出は今もってありません。

10月4日(金)になると油断できない相手の南アフリカと対戦します。

「前へ前へと前進している。私たちの最たる能力を明らかにしたい」とコナー・オシェイ監督。天王山に向けての弾みがつく1勝になった。
▲ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第7日 9月26日(木)【目次】

C組 イングランド 勝ち点10 45-7 勝ち点0 米国

神戸市御崎公園球技場(ノエビアスタジアム神戸)

7点リードの前半20分過ぎ、ゴールを狙うことができる位置でPKを手にしたが、タッチキック。
ゴール前のモールで押し込みトライを奪い取った。それ以降も多岐に及ぶ攻めを見せつけた。

W杯4大会ぶりの優勝へチーム力を一つ上げ、エディー・ジョーンズ監督は
「神戸、最高だラグビーの街。お客様本当にありがとうございました」。

イングランドはトンガとの初戦(22日)から中3日とハードなスケジュールで迎えた米国戦で、先発出場メンバーを10人も交換した。

中心選手の主将CTBオーウェン・ファレルもベンチスタートになった。
1次リーグC組で、フランス、アルゼンチンなどの8強常連のチームとの対戦を控え、
上位2チームに入って「死の組」を勝ち抜くためには、
主力選手を休ませながらも総力戦で挑むというのは決まっていたことであった。

過去2度のW杯を克服しているSHベン・ヤングズは
「自分たちは走ってスペースを奪い取りに行く」と揺るぎなかった。

イングランドは地元開催を迎えることになった前回の2015年W杯で、
初めての経験で1次リーグで敗退したのです。

チームの復活を一任された、2015年12月に就任した、
前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ監督は代表メンバーに関して、
登録期限の約1ヶ月以前と早い時期に発表した。

ケガのリスクを恐怖に感じるぐらいなら、本番向けての決まったメンバーで戦略の徹底を図るのはもちろん、選手に自覚を植え付ける意味合いもあったと見受けられる。

2大会連続でW杯にチャレンジするロックのジョー・ローンチべリーは
「スクラムもラインアウトも毎週選手を代えながらやり遂げている。さまざまなコンビネーションですることには慣れっこになっている」と自信にあふれ出ている。

ラグビーの母国が失意に包み込まれた前回大会から4年。
雪辱を果たすためには、連戦を招く1次リーグによる選手のコンディション作りも
重要なカギを握る。
▲ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第7日 9月26日(木)【目次】

W杯2019第9回日本大会1次リーグこれまでの成績表

POOL A 順位 日 本 アイルランド スコットランド サモア ロシア 勝ち点
日 本 3位 9月28日 10月13日 10月5日 ○30-10
アイルランド 2位 9月28日 ○27-3 10月12日 10月3日
スコットランド 4位 10月13日 ●3-27 9月30日 10月9日
サモア 1位 10月5日 10月12日 9月30日 ○34-9
ロシア 5位 ●10-30 10月3日 10月9日 ●9-34

勝ち点が並んだ際の順位は、当該チーム間の直接対決の成績、次は得失点差による。

POOL B POOL C POOL D
順 位 試合数 勝ち点 順 位 試合数 勝ち点 順 位 試合数 勝ち点
①イタリア 10 ①イングランド 10 ①ウェールズ
②ニュージーランド ②フランス ②オーストラリア

③南アフリカ ③アルゼンチン ③ウルグアイ
④ナミビア ④トンガ ④フィジー
⑤カナダ ⑤米 国 ⑤ジョージア

・W杯の勝ち点
勝利4点、引き分け2点、負け0点 勝敗とは関係なしで4トライ以上、7点差以内の負けにそれぞれボーナスポイント(BP)の形で1点が与えられる。
▲ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第7日 9月26日(木)【目次】

W杯日本代表情報・27日

日本ラグビー協会は26日、1次リーグA組第2戦のアイルランド戦(28日、静岡スタジアム)
挑む日本代表メンバー23人を発表し、
主将でフランカーのリーチ マイケル(30・東芝)を控えに回した。

フランカーはロシア戦で輝いた姫野和樹(25・トヨタ自動車)、
トライを挙げたピーター・ラブスカフニ(30・クボタ)が先発する。

代表デビュー戦になった7月27日のフィジー戦以来2度目のゲーム主将を担う、
ピーター・ラブスカフニは
「相手は世界最高ランクのチームである。選手はウズウズしている」と話をした。

大黒柱のリーチ マイケルが先発を外れたことに関して、ジィミージョセフヘッドコーチ(HC)は「控えに経験値が高くて、インパクトを与える選手が大切。勝つためにはラストの5~10分が貴重だ」と話をした。

この他、故障によってロシアとの開幕戦(20日)を欠場した、
アマナキ・レレイ・マフィ(29・NTTコミュニケーションズ)がNO8に入っている
WTBはロシア戦で日本選手のW杯1試合最多記録である3トライの
大活躍を見せつけた松島幸太朗(26・サントリー)と
ウィリアム・トゥポウ(29・コカ・コーラー)が務める。

ハイボールに強くロングキックが見どころの
FB山中亮平(31・神戸製鋼)は今回の大会初先発である。

1次リーグ第1戦で日本はロシアに30-10で逆転勝ちし、
アイルランドはスコットランドを27-3と圧勝。

世界ランク9位の日本と世界ランク2位のアイルランドの対戦は、日本の9戦全敗。
▲ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第7日 9月26日(木)【目次】

ラグビーW杯参加チームに拡がる「お辞儀締め」

日本の白熱した応援に頑強の男たちが"和の感謝"。

ラグビーワールドカップ(W杯)2019年第9回日本大会に出場されている海外選手の間に、
試合が終わった後に頭を下げて、エールを送っていただいたファンに感謝の意を伝える
「お辞儀」が広がりを見せている。

はじめたのは、大会3連覇を担う「オールブラックス」ことニュージーランド代表。

イタリアやウェールズ、サモアなどといった選手も日本の作法で思いを伝えて、(涙がでそう)と
観客のファンにだって高評価だ。

大会2日目の21日、日産スタジアム(横浜市港北区)。

強豪の南アフリカを下した、ニュージーランドの選手がピッチ上で横一列に並び、
深々とおじぎ。約6万4000人が詰め掛けたスタジアムが沸いた。

キアラン・リード主将は
「エールが嬉しかったです。何としてでも日本の人たちとつながりたいと願っていた。お礼しようと思っていた」と説明した。

翌22日、試合中盤でどしゃ降りになった花園ラグビー場(大阪府東大阪市)での
イタリア-ナミビア戦。

ノーサイドの笛が鳴り響くと、イタリア選手が観客席に向って整列し、頭を下げた。

「激しい雨だったというのに、お客様は絶えることなくエールを続けていただいた」
とセルジオ・パリセ主将。

ニュージーランド代表が、おじぎをしたのを目にして、することにしたという。

ムーブメントはフィジー、ウルグアイ、ロシアなど
世界各国の選手たちにも伝わっています。
▲ラグビーW杯2019年日本大会1次リーグ・第7日 9月26日(木)【目次】

スポンサーリンク